塩田津の町めぐり~『重要伝統的建造物群保存地区』の”すごさ、美しさ”に触れる旅

塩田津は、かつて有明海の大きな干満による塩田川の水運と長崎街道の陸路が交差して賑わった「川港塩田津」と「長崎街道塩田宿」の二つの側面を見ることができる歴史と文化の町です。

2005(平成17)年「重要伝統的建造物群保存地区」に選定された塩田津は、往時の町並みを保存すべく町並みの修理・修景が進み、江戸時代に確立された建築様式で 火災・風水害に強い白い漆喰に覆われた大型町家「居蔵家(いぐらや)」が建ち並ぶ重厚な町並みが特徴です。

重要伝統的建造物群保存地区って?

城下町,宿場町,門前町などの『伝統的建造物群』と、これと一体をなして歴史的風致を形成している地区を保存する目的で、国が特に価値が高いと判断して選定した地区のこと。
”塩田津”の町並みが選定されています。

言葉で聞くと難しいですが、実際に見ていただけるとそのすごさ、美しさがわかります。

 

塩田津町並み交流集会所

磁器の原料となる天草石の集荷施設として1949(昭和24)年に建てられた旧検量所です。船で運んできた陶石を積み替えた車ごと、重さが量れる計測器や走行クレーンの跡が残っています。

現在は一部に『塩田津町並み保存会』があり、散策マップやガイド案内などおこなっています。散策の前にお立ち寄りください。

住所/嬉野市塩田町馬場下甲694
対応時間/9:00~17:00
休み/月曜日
問合先/0954-66-3550

旧下村家住宅(市重要文化財)

塩田津の中で数少ない草葺き町家の一つで、1866(慶應2)年の町絵図には「蒟蒻ヤ」とあり、江戸時代後期には建築されていたと思われています。1階入口は吊り大戸で開口部が広く、土間列にミセ、イマ、ブツマが並んでいます。2階の天井は白漆喰で仕上げられ、船を逆さにした形の「船底天井」は天井を高く見せる効果もあります。コの字型の屋根は、昔の台所で煮炊きに使う”くど(竈=かまど)”に似ていることから”くど造り”と呼ばれています。

住所:佐賀県嬉野市塩田町馬場下甲695-2
料金:無料
時間:10:00~17:00
休み:月曜日

本應寺(ほんのうじ)

1586(天正14)年開基の浄土宗のお寺でかつては「本陣」として利用されており、書院は今も残っています。本尊は阿弥陀如来像で、山門・本堂・庫裏・書院・裏門があります。山門の前には1749(寛延2)年に寄進された一対の仁王像が立っており、そのユーモラスな表情に思わずほっこりします。

住所:佐賀県嬉野市塩田町馬場下甲662-1
料金:拝観自由
時間:9:00~17:00
休み:無休

西岡家住宅(国指定重要文化財)

西岡家住宅は、1855(安政2)年に建てられた居蔵造の大型の町屋です。江戸時代の中期頃から回船業や陶器販売などで財をなし、大きな梁や柱をみると、その当時の隆盛ぶりがうかがえます。

縁廊下は一枚板作られており、漆が塗られています。また縁廊下の「矢羽根の天井」や欄間の組子、ふすま絵やウサギや扇の形の「釘隠し」など贅を尽くした意匠(デザイン)が様々なところにちりばめられています。

建物の裏手には川が流れており、ここから荷物の積み上げ下げが行われていました。

西岡家の内覧は”塩田津町並み保存会のガイドツアー”に参加をすれば見学をすることができます。

住所:佐賀県嬉野市塩田町馬場下甲725
料金:無料
時間:10:00~15:00
休み:月~金曜日

杉光陶器店(国登録有形文化財)

西岡家と同じ、1855(安政2)年建築の三階建ての大型居蔵造で土間の位置などが隣接する西岡家と左右対称になっています。妻入りの主屋と一~三の蔵まで国登録有形文化財に制定されています。通りに面した三の蔵は1910(明治43)年から1916(大正5)年まで「志保田銀行」として使われていました。

住所:佐賀県嬉野市塩田町馬場下甲728
時間:8:30~17:00
休み:不定休

塩田ボランティアガイド連絡会

住所/嬉野市塩田町馬場下甲694(NPO法人塩田津町並み保存会内)
対応時間/9:00~17:00
ガイド料金/1~5人:ガイド1人500円、6人以上は一人追加につき+100円、20人以上は1団体につき2000円
予約受付時間/9:00~16:00
申込締切/1週間前までに要予約
お問合先0954-66-3550
詳しくはこちら→https://peraichi.com/landing_pages/view/shiotatsu(外部リンク)

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